インタビュー
テーブルの上で炭火焼きができる!火加減も自在な「デュアルグリル」
新富士バーナーが発信するアウトドアブランド「SOTO」。調理器具を中心に日本ならではの開発力で革新的なアイテムを続々と生み出している。それにしても、どのような発想から、これまでにない製品を生み出し続けているのか? ここでは卓上で網焼きも鉄板焼きも可能なバーベキューグリル「デュアルグリル」シリーズについて開発責任者に話を聞いた。
アルミ鋳物の本体、フタ、受け皿を中心に、ステンレスの焼きアミや炭受けがセットになった“卓上バーベキューグリル”。アミの高さが3段階で変えられて火加減の調整がしやすいうえに、通常の網焼きだけではなく、フタを裏返せばフライパンとして鉄板焼きもOK。台座によってテーブルの上から本体が離れていて遮熱性が高いので、天板を焦がす恐れもなく、安心して使うことができる。酸素を切って完全消火する“火消しつぼ”のような機能も持っているのが便利だ。
・収納サイズ:直径310×高さ140mm
・焼アミ:高さ170mm(高位置時)、高さ150mm(中位置時)、高さ125mm(低位置時)
・重量:約5kg
・材質:アルミ鋳物(フタ、本体、受け皿)、ステンレス(焼きアミ、炭受け)、ゴム(台座)、鉄(リフター)
新富士バーナー 開発部 係長 西島丈玄さん(デュアルグリル担当)
キャンプに持っていける“焼肉屋の網焼きグリル”
“少人数用のテーブルの上で快適に焼けるグリルが欲しい”という思いが、この「デュアルグリル」の出発点です。イメージは七輪みたいな家庭用のバーベキューグリル。向かい合って焼きながら食べられる“焼肉屋のテーブルの網”をヒントに、そのままキャンプや庭で楽しめる形状にした、という感覚ですね。
デュアルグリルの直径は310㎜。2~3人に適したサイズ感だ
屋外で使用する大きなグリルは世の中にたくさんありますが、大きすぎると場所を取るし、小さすぎるとグリルの上にスペースが足りなくなって焼くのに時間がかかり、食べるまでの待ち時間が長くなるのもストレスです。そこでちょうどいいサイズ感・高さにこだわりました。
すべてのパーツを分解した状態のデュアルグリル
フタをした本体のなかにすべてのパーツが収まる。収納ケースも付属している
さらに「網で焼ける機能だけでは物足りない。フタを活用してフライパン的にも使えるようにならないか」と発想を広げました。焼きそばを作れたら面白いのではないかと思ったんです。そこでフタを立体的にして食材を置けるようにして、裏側にはフッ素コーティングを施すことで焦げにくくしました。これでフタを活用すれば焼き物以外に炒め物や煮込みもでき、ひとつで二通りに使えるということで、名称は「デュアルグリル」と決定しました。この上にダッチオーブンを置けるようにと「ダッチオーブンスタンド」も別売りし、拡張性を持たせているのも工夫のひとつです。
こちらはフタをひっくり返して本体の上においた状態。フライパンとして下から加熱しながら使える
3段階で高さが変えられる、便利な焼きアミ
また、焼きアミは3段階で高さの調整ができるようにしてあるので、料理によって近火から遠火まで焼き方を変えられます。また、炭はガスのように短時間で火力が調整できませんが、アミを炭から離せば弱火のようになり、火加減が楽になります。
焼きアミを普通に置いた状態。もっとも炭に近く、強い火力が得られる
焼きアミを1段階上げた状態。普通に置いた状態よりも炭からの位置が2.5㎝高くなり、中火のような状態になる
焼きアミを2段階上げた状態。普通に置いた状態よりも4.5㎝高くなり、時間をかけて焦げないように調理できる
本体やフタなどの素材はアルミです。金属としては軽量で、加工もしやすくて扱いやすいのですが、熱を伝えやす過ぎる面もあり、テーブルに直置きしても断熱性が保てるような工夫が必要でした。そこで脚部分としてゴム製の台座を設けてテーブルとの間に15㎜程度の空間を作り、熱を逃がす構造にしています。さらに受け皿と本体の間、本体と炭受けの間にも空間があるので、断熱は3段階に。ますます熱が伝わりにくくなり、安全度が上がっています。
底面にはゴム製の脚。約5kgにもなるデュアルグリルをしっかりと支える、大きめのサイズだ
内部の炭受けは火が消えにくく、再利用しやすい構造にしています。本体やフタとは違い、耐久性が高いステンレス製です。
炭受けを手に説明する西島さん。高温の炭に直接触れる炭受けは消耗品であり、傷めば買い替えることができる
開発中の課題は、炭を持続的に燃焼させると同時に、煙や熱をうまく抜けるようにすること。つまり空気の流れをどう制御するかに苦労しました。最終的には受け皿と本体の通気構造を工夫して、効率的に燃焼できるようにできました。反対に空気を遮断することもできるので、使用後は“火消し壺”のような効果で完全鎮火まで時間をかけずに済ませられるのも良い点です。
使用するときの状態。本体と受け皿の位置をずらして空気の通り道を作り、グリル内に酸素を送り込んで燃焼効果を高める
本体と受け皿がぴったりと合わさり、隙間がなくなった状態。空気が通らなくなってグリル内が酸欠になり、“火消し壺”の機能を発揮する。
熱せられたフタを安全に取り外すためにクロームメッキを施したリフターが付属。本体にもリフターを差し込む穴があり、受け皿との隙間を開閉するときには本体ごと持ち上げられる
誇り高い「MADE IN TOYAMA JAPAN」で充実のキャンプ料理を!
金属の加工はアルミ加工で有名な富山県の職人さんの工場にお願いしています。それでデュアルグリルには「MADE IN TOYAMA JAPAN」と刻印されているんです。メイド・イン・ジャパンの高品質を活かしたものづくりを大切にして、たんなる調理器具ではなく、家族や仲間と囲む時間を豊かにするためのグリル、キャンプでの食事時間を楽しくするグリル、そんな存在を目指しました。焼くだけでなく煮たり、フタを閉じて蒸したりと、アレンジの幅を広げて、キャンプ料理を充実させてもらいたいですね。
網焼きも、鉄板焼きも1台で楽しめます。
ステンレス、アルミを使用したサビ・衝撃に強い「卓上バーベキューグリル」。
網焼き、鉄板焼きの2通りの使い方、火消しつぼ機能など機能性に富み快適なアウトドアクッキングをサポート。
・グリドル機能
フタの内側にフッ素コートを施してあるので、グリドルとして使用可能です
・卓上グリル機能
遮熱性の高い受け皿により、卓上での使用も可能です
・焼きアミの高さ調節機能
本体内側のリブにより、焼きアミの高さ調節が可能です
・火消しつぼ機能
フタをすることで火消しつぼとしての使用が可能です
※火消しつぼとしてご使用いただく際は、グリル内の炭火が完全に消火されていることを確認してから収納してください。
日本製
直径310×高さ170mm(使用時・3段階調整)焼アミ高位置時:高さ170mm、中位置時:高さ150mm、低位置時:高さ125mm
直径310×高さ140mm(収納時)
全国一律550円。お買い上げ金額5,000円(税込)以上の場合は送料無料とさせていただきます。
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