HORUS SOLO T/C

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炎のデザインに特化してきたSOTOが、新たに開発したのは火を使えるテントです。プライベートな空間で、火をたいて空を仰ぎ見る、HORUSは天空の神です。

広く知られている通り、テントの中で火器を使うことは、安全面から望まれません。 密閉空間の中では、燃焼により生じる一酸化炭素を外へ逃がすことができないほか、火傷や火事の危険性、幕体の損傷するなど、様々な危険が想定されるためです。

それでも、「テントの中で料理ができたら」という要望は、昔からアウトドアファンの間から寄せられていました。自然のなかで暮らしを楽しむアウトドアの住居機能を果たすテントの役目が寝床だけ、というのは、たしかにさみしい気もします。アウトドアの醍醐味である料理や焚き火をテントの中で楽しめたら、という気持ちは共感できます。

火を専門領域にする私たちSOTOだからこそ、テント環境で火をもちいた豊かな体験を作り上げることができないか。その想いからSOTO HORUS SOLO T/Cの開発がはじまりました。

SOTO HORUS SOLO T/Cに使用した幕体素材は「T/C」。
採用に至った理由は、火を使うための難燃性を得ることでしたが、T/Cには様々な魅力があります。T/Cは、コットンの難燃性・耐久性・遮光性の高さと、ポリエステルの備える透湿性・耐水性・扱いやすさがバランスよく混じり合ったキャンプシーンに最適な生地です。

そして、火の大敵である水分への耐性を得ることも重視しています。

T/C素材が水を含んだ際には、ポリエステルとコットン繊維の水濡れ時の伸縮率の違いから、生地の目がギュッと詰まって水の侵入を防止するというシンプルな仕組みですが、生地の密度や縫製の質で品質に大きな差が出てしまいます。

妥協のない高品質T/C素材を厳選して、素材を活かすために細部にまで惜しみなく技術を注いで開発しました。

SOTO HORUS SOLO T/Cの設計では、さまざまな張り方が楽しめる、自由度の高い設計を目指しました。 ワンポールのシンプルなテントと陣幕のセットでありながら、張り方一つで表情と役割を大きく変えるデザインになっています。

どうすれば、テント内での炎を楽しめるか？　この問いを突き詰めた結果生まれた形状でした。
火気使用の安全のためには、十分な開口部を設ける必要があります。テント入口以外の開口部を設けることは、雨風などの外部要因に対するウィークポイントになりますが、かといって最低限のベンチレーションだけでは、安心して火を楽しむ環境にはならない。そのジレンマに向き合い、思い切って火を使うフォームに変形できる幕体をデザインしました。

天窓を頭上に開けるスタイルを取り入れたことで、SOTO HORUS SOLO T/Cの張り方のバリエーションは一気に広がりました。ファスナーの開閉や、ポール・張り綱などのパーツを駆使して、自分のオリジナルなスタイルで張りを楽しむことができます。

T/C素材と変形機構を得て、SOTO HORUS SOLO T/Cは独創的なキャンプシーンを可能にする幕体になりました。

変形六角形の底面を基本として設営しますが、底がないのでかえって自由度が高い張り方が可能で、大人2人が眠れるスペースを充分に確保できます。壁面の跳ね上げ方次第で、日除けタープのようにも、野営基地のようにも、屋根付きのリビングのようにも使えます。

陣幕も魅力です。密閉テントのモードでは、壁面の役割として一体化したパーツですが、火気使用のモードや焚き火のためのギミックでもあります。

壁面から分離させて使用可能な高さのある陣幕は、強風とプライバシーを守りながら、焚き火を存分に楽しむスペースを作り出してくれます。 幕体だけでなく、高規格の陣幕もセットになっているため、自分らしい楽しみ方に応えられることを目指しました。

SOTO HORUS SOLO T/Cを愛用しているユーザーからは、さまざまな感想をいただきました。
「幕体の中で火を使う時間を実際に過ごしてみると、今までのキャンプ体験とはまったく違う驚きがあった」 「しっかりとした素材に囲まれて、静かでプライベートな空間が保たれながらも、頭上の開放感が魅力」 「守られているけれど暗い密閉空間でもなく、テントの外側にある大自然を感じることができる」

ゆるやかに内と外をつなぐ変形幕体の構造を楽しんでいただけているようです。 幕体を張り、天窓をあけて空をあおぎ見る、プライベートと開放感のある独特な体験はお子さまのいるご家族にもおすすめです。

また、テント内部で火を使える点についても、「テントを離れずにご飯を作って、すぐ食事できるのは圧倒的に便利」「食事の時間がもっと楽しくなった」などの嬉しいお声をいただいています。

火を専門領域にする私たちSOTOが提案する、新しいテントのかたち。 SOTO HORUS SOLO T/Cを楽しんでいたければ嬉しく思います。