インタビュー
キャンプ界の常識を変えた“鋳鉄ではない”素材!手間をかけずに使える「ステンレスダッチオーブン」
新富士バーナーが発信するアウトドアブランド「SOTO」。調理器具を中心に日本ならではの開発力で革新的なアイテムを続々と生み出している。それにしても、どのような発想から、これまでにない製品を生み出し続けているのか? ここでは一般的なダッチオーブンが鋳鉄で作られているなか、高品質のステンレス製というユニークな「ステンレスダッチオーブン」について開発責任者に話を聞いた。
ダッチオーブンといえば鈍く黒光りする鋳鉄がイメージだ。それに対し、「ステンレスダッチオーブン」はその名の通り、素材はシルバーに輝くステンレス製。鋳鉄には使いはじめにシーズニング(慣らし作業)が必要だが、ステンレス製はそのまますぐに使い始めることができ、家庭用の鍋と同じ感覚で気軽に使えて便利だ。使用後にサビ防止用の油を塗る必要もなく、次に料理を行なったときに無用な油が浮いてこない。また、温度変化や衝撃にも強く、耐久性が高いのも長所である。
・材質:ステンレス
・対応熱源:電磁調理器(100V・200V)、ガスコンロ、ハロゲンヒーター、シーズヒーター対応
12インチ
内寸:直径306×深さ130mm
外形:幅415×奥行326×高さ165mm
重量:約7.0kg ※底網(260g)を含む
容量:6,000ml(満水容量:約8,000ml)
10インチ
内寸:直径259×深さ115mm
外形:幅365×奥行280×高さ160mm
重量:約5.2kg 底網(165g)を含む
容量:3,800ml(満水容量:約5,000ml)
8インチ
内寸:直径206×深さ90mm
外形:幅310×奥行226×高さ125mm
重量:約3.5kg ※底網(135g)を含む
容量:1,600ml(満水容量:約2,600ml)
新富士バーナー 開発部 係長 西島丈玄さん(ステンレスダッチオーブン担当)
面倒な錆が生じず、ストレスを感じない「ステンレス」製
発売からもう20年近くになる定番品です。最大のポイントは、やはり「ステンレス製」だということ。しかし、なぜステンレスなのか?
一般的なダッチオーブンは鋳鉄、簡単に言えば鉄を鋳型に流し込んで作っています。鋳鉄のダッチオーブン、いわゆる黒ダッチは手入れを怠ると一晩で赤錆が浮くことがあり、キャンプで前夜に煮込みを作って、朝まで置いたら鍋が赤くなっていたという話は珍しくありません。その点、ステンレスは錆が生じるというストレスがありません。これが最大のメリットです。
ステンレスは鋳鉄よりも熱が逃げにくいという性質をもつ
それに黒ダッチは買ってから錆と焦げ付き防止のために、何度も油を塗って焼き、冷ましてからまた油を塗って焼き……というシーズニング(慣らし作業)をしなければなりませんが、ステンレス製はその必要もないんです。
ステンレスダッチオーブンの焦げ付きにくさは「金属の表面がフラットで目が詰んでいる」ことが効いています。鋳鉄は表面のテクスチャがラフなので場合によっては張り付き、スクレーパーで剥がす手間が出てきますが、ステンレスダッチオーブンはその心配があまりありません。キャンプのハードルを下げるという意味でも、特別な手入れが必要ないことは製品開発の際には重要な点でした。調理後の後始末もステンレス製は簡単で、家庭のキッチンで洗剤を使って洗い、サッと拭けば終わり。日常使いの鍋としてもお勧めです。オーブンも使えますよ。
フタの上にも炭を置きやすい形状。多様な調理に挑戦できる
しかし“鍋を育てる文化”が好きな人は、従来の鋳鉄の黒ダッチのほうがいいかもしれませんね。でも、手間を抑えて失敗を減らしたい人はステンレスダッチオーブン。使い分けしてもいいでしょうし、よい棲み分けになると思います。
作り方が根本的に違うステンレス製と鋳鉄製のダッチオーブン
黒ダッチとは製作工程も違います。鋳鉄は溶かした鉄を砂型に流し込んで鋳造しますが、ステンレスダッチオーブンはステンレス板を金型で成形します。深絞り(プレス)やスピニング(回転成形)といった加工を施し、巨大なプレスで一気に深く引いて、形状を整えるんです。
こちらは底面。表面はきれいに処理され、汚れが落ちやすく、傷は目立ちにくい
均一なヘアラインが見えるダッチオーブンの内部。焦げ付きにくいのがいい
内側に敷いて使う底網も付属。調理に幅を広げられる
フタの上に付けられた十字型の取っ手は溶接しています。強度が高いので、ダッチオーブンを数台重ねておいても安定しています。左右のハンドルも同じです。頑丈で壊れることはまずありません。
ハンドルの溶接部分。ピカピカの本体に対し、ラフで無骨な雰囲気がいい
持ち手と本体のバランスもよく、きれいに直立する
徹底的に考え抜いた“フタと本体のバランス”
フタの座りにはこだわりました。ダッチオーブンというものは、フタと本体が密着しすぎていると、熱でフタが膨張して取れなくなることがあります。だけど緩すぎると蒸気が逃げて調理がうまくいかないんです。
そこで本体とフタのクリアランスに差を持たせて、フタを閉じた瞬間に“コトン”と座ってぴったりとハマる感触を残しつつ、わずかに余裕をもたせて、加熱しても外しやすいようにしています。見た目は非常に精密なのに、じつは“熱の逃げ道”を意図的に仕込み、遊びを作っているんです。
フタと本体のサイズの絶妙なバランスには自信があるという西島さん
本体の上にフタがきれいに収まる。一方で、熱で膨張してもフタが本体にかみつかず、しかし蒸気はほとんど逃げないという計算されつくした設計だ
鋳鉄とステンレスでは素材の伝熱特性も違いますが、鋳鉄のダッチオーブンに慣れた人でもあまり違和感を覚えないように、ステンレスダッチオーブンは板の厚みと成形で熱のムラを抑え、温まり方と保温性の“実用”をチューニングしています。一度温まると冷めにくいので、無水調理や低水分の煮込み、ローストが得意です。
2インチ違いで3種類。自分好みの大きさを選べる
大きさは3タイプ用意していて、重ねて使うことができます。12インチのなかに10インチ、10インチのなかに8インチが入るので、3つまとめて持っていけます。
12インチ、10インチ、8インチと重ねたステンレスダッチオーブン。調理の仕方や作る量によって選べる
3つ重ねた状態で上から見ると、うまくスタッキングできるサイズのラインアップであることがよくわかる
ユーザーの方からは「水を足さずにトマトだけでソースが作れる」「前夜に煮込んだシチューが朝になっても温かい」などという声をいただいています。私自身もカレーを夜に作って一晩置いておいたところ、翌朝まで温もりが残っていて驚いたことがあります。もっとも、カレーの熱が予想以上に残っていたことがわからず、火にかけて再加熱しすぎたために焦がしてしまったのですが(笑)。
「家で毎日のように使っている」というユーザーもいらっしゃるようです。メンテナンスが楽で、細かな部分まで綿密に設計されていて実用的。アウトドアと家をまたいで、いろいろな場所で使える調理器具として長く販売される一台にしたいですね。
「ステンレス」がダッチオーブンの常識を変えた。

鉄製のダッチオーブンと違い、ステンレス製なので、
使いはじめに行う慣らし作業(シーズニング)が不要です。
そのため料理に油が浮かないから、ご飯や汁物も美味しくでき、
残った料理は入れたまま保管や温めなおしもできます。

ご家庭用の鍋と同様に、洗剤を使って洗う事ができます。
もちろん使用後のサビ防止用油も不要!
また、お手入れや持ち運びの際の不意な衝撃や急激な温度変化などにより割れることがありません。
※使い方によってはサビが発生したり破損する場合もありますので、
取扱説明書をよく読んで正しくお使いください


直火でもコンロでもお使い頂けます。

アウトドアシーンだけではなく、ご家庭でも本格的な調理が行えます。
8インチ :直径206×深さ90mm(内寸)
幅310×奥行226×高さ125mm(外形)
10インチ:直径259×深さ115mm(内寸)
幅365×奥行280×高さ160mm(外形)
12インチ:直径306×深さ130mm(内寸)
幅415×奥行326×高さ165mm(外形)
※ご使用できない機種もあります
底網を使うなど、料理の種類によってはヒーターの「空焚き防止機能」が作動し、
調理できない場合もありますので、ご注意ください。
IHクッキングヒーターで燻製調理は行わないでください。
天板を傷めるなどの故障につながります。
8インチ : 4953571079080
12インチ : 4953571079127
全国一律550円。お買い上げ金額5,000円(税込)以上の場合は送料無料とさせていただきます。
土日祝を除く平日に発送いたします。
お届け日時の指定は承っておりません。
商品発送時に送り状番号を通知いたしますので、運送会社へのご依頼をお願いいたします。













